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バイロン・バートンの絵本
いえができるよ
バイロン・バートン 作絵 好学社
原題は"Building A House"
1981年にアメリカで出版された絵本です。
「ひこうきにのろう」と、ほぼ同じ頃ですね。
みどりのはらっぱに、働く車がやってきて、あなを掘り、セメントをどろどろ流しこみ……。
バートン特有のとぼけたミニマリズムで、ずんずん家が建っていきます。
バートンですから、子どもの好奇心のツボは外しません。
水道管をつないだり、壁の内側に電気の線を通す作業なんて、おとなだって、のぞき込みたくなりますよね。
そして、家が完成すると、そこに住む家族が引っ越してきます。
「ここが わたしたちの いえ」。
暮らしを支えてくれる、たくさんの人の手にも思いをはせることができるようになるかもしれません。
地にしっかりと根ざした、あたたかな絵本だと思います。
編集は、配線作業の場面にうっとりしていた山口堅太郎さん。
装幀は、「ひこうきにのろう」と同じく、ちょっと色あせていた80年代の本に鮮やかな息吹を吹き込んでくれた宇佐美牧子さん。
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