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翻訳絵本
びんから だしてごらん

デボラ・マルセロ 作 光村教育図書
「びんに いれてごらん」の続編ですが、味わいはずいぶん異なります。
「いれてごらん」は甘やかな胸キュン物語なのに、こちらの本でルウェリンが瓶に入れるのは、こわいきもちや、かなしいきもち。
ルウェリンはやがて、うきうきしたきもちでさえ、瓶に入れてしまいます。だって悪目立ちしたくないから。
じぶんのきもちを瓶に入れて蓋をしてしまえば無難にやりすごせることを知ってしまったのです。
処世術ですよね。
でも、それをずっと続けていくとどうなるのでしょう…?
おお、こうきたか〜!と納得。深読みも可能な結末です。
「びん」というモチーフでこの2冊を編み出した作者が、つぎにどんな作品をみせてくれるのか、たのしみになりました。
翻訳中のおはなしは、こちらからどうぞ。
http://chihiro-nn.jugem.jp/?eid=154
編集は、鈴木真紀さん。
打ち合わせはすべてオンラインでしたが、いつもながら、こまかな心の襞についても話しあうことができました。
ほとんど対面に近いおしゃべりも!
装幀は、中嶋香織さん。
かわいい、品が良い、ぴったりだ…以外の感想がでてこない…。
テキスト配置の微妙なさじ加減にも、抜群の安心がありました。