わたしの本のこと

翻訳絵本

びんに いれてごらん

びんに いれてごらん

デボラ・マルセロ 作  光村教育図書

 

かわいくて、ふしぎな絵本です。

 

ルウェリンは、いろんなものを瓶に入れてあつめていました。

秋の林の金色の葉っぱや、鳥の羽、ハート型の小石など。

あとで瓶をのぞくと、きれいな景色や楽しかったことを思い出せるからです。

 

 

あるひの夕方、空も海も、さくらんぼシロップ色に染まりました。

ルウェリンは瓶をたくさんもって海辺に走り、夕焼けをうっとりと眺めている女の子に会いました。

すると、ふしぎなことが起きるのです…。

 

ありえないはずだけれど、だれにでも覚えがあるようで、遠い記憶がふるえます。

 

翻訳中のおはなしは、こちらからどうぞ。

http://chihiro-nn.jugem.jp/?eid=153

 

編集は、鈴木真紀さん。

「せかいでいちばんつよい国」のときからの長いおつきあいです。

繊細なきもちの揺れについて、あれこれと話しあいながらとてもたのしく進めました。

 

装幀は、中嶋香織さん。

 

続編の「びんから だしてごらん」と2冊セットでデザインをしていただきました。

ぜひとも、ならべてごらんください。