わたしの本のこと

翻訳絵本

あるひ くじらが やってきた

あるひ くじらが やってきた

ニック・ブランド 作  小学館

 

あるひ、くじらがつぎからつぎに、海から陸へとあがってきました。

こどもたちは、おおはしゃぎ。

おとなたちは、おおあわて。

大口の顧客ができて喜ぶ魚屋さん。

自転車のタイヤにせっせと空気を入れる自転車屋さん。

プールや電車は窮屈だけど、すてきなくじらの歌が聴けるから、まあいいかな。

 

でも、生活習慣や言葉がちがう隣人たちとの暮らしは、やはり摩擦が避けられないようです。

ちょっとずつ、不満が蓄積していって…。

ロマンとユーモアにあふれた可愛い絵本ですが、芯はなかなか社会的なメッセージが入っています。

 

翻訳中のエピソードは、こちらからどうぞ。

① http://chihiro-nn.jugem.jp/?eid=139

② http://chihiro-nn.jugem.jp/?eid=150

 

編集は、正谷優貴さん。

初のお手合わせでしたが、どうにか一回、対面打ち合わせをすることができました。

若い編集者の熱意はまぶしく頼もしいものです。

正谷さんは初々しく子煩悩な新米パパでもあり、かわいい坊やの話をきくのも楽しみでした。

 

装丁は、タカハシデザイン室さん。

あいかわらず、かっこいいデザインです。

表紙のタイトルスペースが狭いのに、難なくパチッと納めてくださったのは、さすが!

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