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ピーター・レイノルズの絵本
テスの木
ジェス・ブロウヤー 文 ピーター・レイノルズ 絵 主婦の友社
テスは、6歳です。
そしてテスの家の庭にある大きな木は、175歳です。
テスは、この木がだいすきで、まいにち、木の下で遊びました。
けれども嵐が来て、木の枝が折れてしまいます。
内側が腐っていて危険だと、伐採されてしまうのです。
テスは、怒りました。
さんざん、泣きました。
そしてふと、お葬式をしてあげようと思いつきます。
お葬式には、近所の人にくわえて、テスの知らない人たちもやってきました。
長く生きた大きな木には、たくさんの思い出があったのです。
テスはもう、泣きません。
喪失の悲しみを和らげ、未来へとつなぐ方法がやさしく語られています。