わたしの本のこと
- 創作絵本(6)
- 創作童話(16)
- 翻訳絵本(38)
- 翻訳児童文学(5)
- たった一冊のノンフィクション(1)
- おたすけこびとシリーズ(7)
- プリンちゃんシリーズ(6)
- エロール・ル・カインの絵本(5)
- おばけのジョージーシリーズ(5)
- デイヴィッド・ルーカスの絵本(5)
- ピーター・レイノルズの絵本(7)
- きょうりゅうたちシリーズ(8)
- 美術の絵本(6)
- フランソワーズの絵本(4)
- クリスチャン・ロビンソンの絵本(3)
- デビッド・マッキーの絵本(3)
- バレリー・ゴルバチョフの絵本(2)
- バイロン・バートンの絵本(4)
- ジョン・クラッセンの絵本(3)
- ドン・フリーマンの絵本(4)
- アリスン・マギーの絵本(4)
- 荻原規子の挿絵担当(2)
翻訳絵本
ふかいあな
キャンデス・フレミング 文 エリック・ローマン 絵 あすなろ書房
トラに追いかけられて、カエルが穴におっこちました。
ケ、ケロ、ケロ! ケ、ケロ、ケロ!
ふかい ふかい あな。
とんでも はねても でられない。
なんてこったい!
カエルをたすけてあげようと、ネズミが手をのばしますが、やはり落ちてしまいます。
なんてこったい!
スローロリスがのろりのろりと救助にやってきますが、やはり落ちてしまいます。
なんてこったい!
クマも、サルも、やっぱり落ちてしまいます。なんてこったい!
トラは、これでみんないっぺんに食べてしまえると喜んで、舌なめずり、ぺろぺろりん!
穴の中のみんなは絶体絶命。声をそろえて「なんてこったい!」。
ところがそのとき、強力な助っ人があらわれて、一発逆転!
みんなは穴から助け出され、かわりにトラが穴のなか。
こんどはトラがいう番です。なんてこったい!
トラはめそめそ泣いて、たのみます。「みなさん、どうかたすけてください」
そしたら、カエルたちが、なんてこたえたと思いますか?
ヒントをあげましょう。
原文では、カエルたちが何度もくりかえす「なんてこったい!」同様、"Oh, no!"です。
みなさんにも翻訳家の苦しみ(と楽しみ)のおすそわけ。(^o^) ふっふっふ。
東洋的な絵ですが、アメリカの絵本です。
帯には「最強の読み聞かせ絵本」とあります。
こどもたちに「なんてこったい!」の部分を読んでもらうとたのしいですよ。