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ピーター・レイノルズの絵本
びじゅつかんへいこう
スーザン・ベルデ 文 ピーター・レイノルズ 絵 国土社
美術館へやってきた女の子。
バレリーナの絵をみれば踊りだし、キュビズムの絵にはあかんべをし、抽象画をみて笑いころげます。感じたままに、からだで反応。
解説やタイトルから「正しい鑑賞」を探ろうとはしません。
そして深い満足とともに、美術館をでていきます。
わたしの むねの なかは
どっくん どっくん あたたかい。
びじゅつかんが まるごと はいっているみたいにね。
この子が靴をはいていないのが象徴的かも。
こんなふうに、よけいな身構えなしに、ふだんの気分で作品とむきあえるのがうらやましい。
鑑賞者の心のもちようもさりながら、美術館の環境整備にも改善すべき点はあるよなあ…と、先日でかけた美術展の大混雑を思い出して、ちょっとためいき…。