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ピーター・レイノルズの絵本
そらのいろって
ピーター・レイノルズ 作絵 主婦の友社
マリソルは、絵を描くことが大好きな女の子。
学校のみんなで大きな壁画をかくことになり、マリソルは空を受け持ちます。
ところが、困ったことに青い絵の具がみあたらない!
青がなかったら、空なんてかけるはずないのに…。
そのときマリソルは空をみあげます。夕方の空を、夜空を、夢のなかでも。
空は青くない!
豊かな色にみちた世界がひろがり、マリソルの心に絵をえがく喜びがみちあふれるのです。
このマリソルは、はい、すでにお気づきの方もいるでしょうが、「っぽい」でラモンに「わたし、その絵 すきだよ」といった妹です。
うむ。やっばり、「てん」→「っぽい」→「そらのいろって」は、お絵かき三部作ですね。
マリソルはその後、画家になったことでしょう。
でもラモンは、絵描きにはならなかったと思う。詩人になったのではないかしら。
そして「てん」に出てきたワシテは、学校に先生になったのかも。
子どもが絵をかくのは、画家になるためではありません。
もっと広く豊かな可能性のため、人生をよりよく歩むためです。
我田引水的ですが、拙著「おえかきウォッチング」もごらんください。(^^)/
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