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デイヴィッド・ルーカスの絵本
ナツメグとまほうのスプーン
デイヴィッド・ルーカス 作絵 偕成社
「カクレンボ・ジャクソン」の愛らしい絵、古典と新しさを融合させたチャーミングな作風で世界を魅了したデイヴィッドの2作目。
表紙には、かわいらしい赤毛の女の子とキラキラした星が舞っています。
ところが表紙をひらくと、そこは暗く寒々しく、鉄錆色に荒れはてた世界。
しかも最初の文章は、いきなり…
あさごはんは いつも ダンボール。
ひるごはんは いつも ひも。
ばんごはんは いつも おがくず。
なにこれ? なによこれ?
わけがわからないまま胸がきゅうっと締めつけられて、デイヴィッド・ルーカスという人物、ただものではない……と思ったのでした。
それでもやっぱり、かろやかなユーモアと、ノスタルジックなおとぎ話の味つけ、絵と色の美しさは保証つきです。