わたしの本のこと
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創作童話
しらぎくさんのどんぐりパン
理論社
さわこと、せいやが、白い貝でできた道をたどっていくと、ふしぎなおばあさんに会います。
白い貝の道は、ほんとうにあるのです。
九州の汽水域にすむ明治生まれのお年寄りが、毎朝、お味噌汁にたべた貝の殻を下駄で踏みつぶして作ったものでした。
とおる人たちの足もとも泥でよごれないしね、って。
家の前から川沿いへと長くのびる、きらきら光る白い道。
ずいぶんいっぱいお味噌汁をたべたのか、それともずいぶん長いこと生きてきたのか…とつぶやいたのは、せいやではなく、わたしでした。