おしらせ

2020/12/21

台湾語版です : 「おたすけこびとと あかいボタン」

台湾版です :  「おたすけこびとと あかいボタン」

コヨセ・ジュンジ 絵 徳間書店 → 小魯文化事業

 

「おたすけこびとと あかいボタン」の台湾語版がでました。

台湾でのおたすけシリーズは、これで五冊目。

台湾の子どもたちにも愛されているようです。

 

台湾版のたのしみは、文章がなんとなくわかること。

(私が書いた文だからわかって当然だけど…なんか新鮮なのですよ)

 

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ほほお、「はたらくくるま」は「工程車」っていうのかあ。

着々とミッションをこなすかんじが伝わってきますよね。

それに「大大発揮了功用」。

大々発揮って、力こぶが入ってていいなあ。

ちなみに、もとの日本語文は「はたらくくるまは だいかつやく」です。

 

そして、ほら。

台湾での地震があったときなどにニュースでしばしば目にした言葉「加油」。

「がんばれ!」という応援の意味だそうですね。

クルマにガソリンを給油する意味もあるとか。

 

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翻訳という作業は、人への信頼に基づく行為です。

環境や文化が大きく異なっていても、心がうごく物事はとても似ている。

だからきっと理解しあえる。

じぶんが作った本の異国語版がとどくたびに、ひっそり頷きます。

小魯文化出版のHPをのぞいてみてください。

台湾版「あかいボタン」の、ほかの見開きも見られますよ。

https://www.tienwei.com.tw/product/detail1780

 

2020/12/17

新刊です : 「マザーテレサ」

新刊です : 「マザーテレサ」

 マリア・イサベル・サンチェス・ベガラ 文 ナターシャ・ローゼンバーグ 絵 ほるぷ出版

 

かわいい伝記絵本のシリーズがはじまりました。

「Little People, BIG DREAMS・小さなひとりの大きなゆめ」シリーズ。

一冊目が、このマザーテレサです。

 

  こまっている人や動物をみかけると、かならずたすけてあげた女の子。

 

最初の1行目に、マザーテレサの生涯を貫いた信念が、ぽんと語られています。

偉大な人物の複雑な生涯を短く平易な文章にまとめるのは、なかなか難しいことですが、えてして子どもというのは、余計な周辺事情がわからずとも、核心をつかんでしまう存在。

よりよい世界を信じて生きたさまざまな人たちの夢を、このシリーズから感じとってくれるにちがいありません。

 

「小さなひとりの大きなゆめ」シリーズは、おもに学校図書館向けに配本されるようですが、大型書店には並びます。

一般書店でも注文をすれば取り寄せてもらえるので、ぜひ、お手にとってごらんください。

 

 

本の紹介と、メイキングのときのエピソードは、こちらから。

(私がマザーテレサに会ったときの話にも、たどりつけます。ぜったいに意表を突く出会いですよ〜。ふふふ) 

https://chihironn.com/menu/845408

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