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2019/11/07
シャンティ国際ボランティア会
厳しい環境でくらすアジアの子どもたちへ、日本で出版されている絵本を届けようと、
現地語のシールを貼って絵本を届けてきた シャンティ国際ボランティア会。
その活動が20周年となる記念行事で、対談をすることになりました。
直接のきっかけは、「せかいでいちばんつよい国」が、カレン語とビルマ語に翻訳されたからですが、じつは、そのはるか昔から、わたしは細々とシャンティを応援してきました。
(不要になった本の処分で寄付とか、エスニックでかわいいピアスを買うとか…って程度ですけどね (^_^;)
そして先日、はじめて職員さんたちと会いました。
綺麗事ではすまない現地の暮らしと変化を見続けてきた方たちの、地に足のついた志の高さ、清々しさにふれて微弱電流がながれました。
「難民キャンプは、桃源郷なんです」
そう言われたときは、目がパチクリ。「え、いまなんて?」と、おもわず問い返しました。
でも、聞き間違えではありませんでした。
安全であり、最低限の衣食住が与えられ、教育もうけられ、おなじような人達が集まるコミュニティは、桃源郷なのだそうです。
命からがら逃げてきた大人にとっては、たしかに。
もうどこにも行きたくないと思ったとしても、ふしぎはありません。
けれどそこで生まれて育つ子どもたちは、外の世界をしらない。
そのくらしに風穴をあけて、外の世界をみせるのが、絵本なのだそうです。
また、難民キャンプの学校で子どもたちは文字を習うけれど、親は字が読めない家庭も多い。
その親子がいっしょに楽しみながら、ここではない世界を夢みて、異なる価値観にふれることができるのも、絵本であると。
ね。
ぞくっとするでしょう。
シャンティの20年の活動では、そうして外の世界へと踏みだし、国内外で教師や政治家になる子どもたちがでてきたそうです。
小さな絵本の、大きな力。
12/3は、そんなことを、たくさん伺い、ともに考える会になることでしょう。
参加者交流会もたのしみです。
ぜひ、おでかけください。
詳細と、お申し込みは、こちらから。