わたしの本のこと

ドン・フリーマンの絵本

ハロウィーンのまじょ ティリー うちゅうへいく

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ドン・フリーマン 作絵  BL出版

 

ことしも もうじき ハロウィーン。

まじょのティリーは プラネタリウムで星の勉強をして、宇宙にいきたくなりました。

今年のハロウィーンは宇宙人をおどかしにいこうっと。

まず、宇宙船をつくらなくっちゃね。

大鍋に それっぽい材料を入れて、まほうのことばをとなえて、スーパーベッタリ接着剤で部品をくっつけて、トンデケガソリンを注入して、ゴゴゴゴゴーッ!

 

さすがは優秀な魔女。

優雅に宇宙旅行をたのしみますが、トンデケガソリンが切れて、よくわからない星に不時着。

きっと火星でしょ。だって火星人がいるんだもの。ついでに、おばけや、あくまや、大きなカボチャもいるけど。

ん、それって…?

さて、ティリーのハロウィーンは、どうなるのでしょう。

 

これもやはり、原書はぎゅう詰めの横組み本だったのを、縦組み読み物の体裁になおしたものです。

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左が原書。右が日本語版。

原書は横組みなので、左から右にお話が進みます。

宇宙船の発射シーンが左ページに、宇宙をとびまわる宇宙船のシーンが右ページにと、おなじ見開きにふたつのシーンが入っています。

 

いっぽう、日本語版では、それぞれのシーンをひとつの見開きで、ゆったりと組んであります。

でも、判型がちょっと小さくなり、宇宙船がお話の進行方向である左にむかうようにと、版をひっくりかえしています。

あまりやりたくないことですが、メリットとデメリット、どちらがよいかを天秤にかけました。

これも子どもの本の翻訳しごとの範疇かなと、わたしは考えています。

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