わたしの本のこと

クリスチャン・ロビンソンの絵本

がっこうだってどきどきしてる

アダム・レックス 文   クリスチャン・ロビンソン 絵  WAVE出版

 

原題は "School's First Day of School"。

「学校にとっての、学校のさいしょの日」という意味。ややこしいですね。

(タイトルについては悩みました…)

 

物語は建設現場の風景からはじまります。

新しく建った建物には「がっこう」と書いてありますが、なにしろこの建物は生まれたてほやほやなので、「がっこう」が何のための建物かがわかりません。

やがて用務員がやってきて、「がっこう」の中をぴかぴかに掃除してくれます。

「がっこう」は用務員がすきになり、「ぼくは、きみの家なの?」と期待をこめてたずねるのですが、あっさり否定されます。

それどころか、じきに子どもたちが大勢やってくるときいて、「がっこう」は不安になるのです。

 

そして、学校のさいしょの日。

「がっこう」は、どきどきしながら、子どもたちをうけいれます。

なんとまあ、いろんな子どもたちがいるのでしょう。

「がっこう いやだあ!」と泣く子もいれば、大笑いも、けんかも、仲直りも。

 

それをずっとみつめていた「がっこう」は、一日のさいごにつぶやくのです。

 「あのこたち、あしたも また きてくれると いいなあ」

 

すると用務員はこたえます。

「きっと くるよ。 あしたも、あさっても。

 そして もっと がっこうが すきになるさ」

 

すべての学校が、子どもたちをみつめ、やさしく包み込む素敵な場所でありますように。